UNITED ARROWS LTD. ブランドサイト一覧

District UNITED ARROWS

District Report | District 通信

ドリス・ヴァン・ノッテン
2013年春夏

毎回新鮮な提案があり、サプライズなアイテムや色・柄がありながら、確実に時代を超えたトラッド・マインドを感じることが出来るブランド、<Dries Van Noten>。ディレクター・クリノが語ります。

みなさんこんにちは、クリノです。今年3回目のパリで、今年3回目の同じホテルで、今年3回目の部屋で、この原稿を書いています。今回の出張の主目的はパリ・コレクション(ウィメンズ)視察です。2月26日、到着早々観たのがジュリアン・デヴィッドでしたが、確実な成長を感じさせてくれる良いコレクションでした。そして2月27日、毎回楽しみな一つがドリス・ヴァン・ノッテンです。

1991年位からの付き合いで、始めはメンズ、次にはウィメンズを始めた彼の、殆どのショウを観ていることになるとおもいます。今回のウィメンズ(2013 A&W)はインヴィテーションを見た瞬間から"これは絶対に良い"という確信がありました。しかし、その内容は何れ何かの機会に触れます(まだ、これから2013年の春・夏シーズンですものね!)。ウィメンズはコレクションや展示会を拝見するだけですが、メンズ(1月でした)は当然買い付けがあります。ディストリクトで一緒に買い付けを行っている豊永(ジョージ)君と一緒にショウを観、展示会に行ってバイイングします。

僕が買い付けるときの、一つの指標のようなものがあります。それは自分達のお店であるディストリクトやユナイテッドアローズのお客様だったら、どういう商品がお好きだろうか?と考え、そこに以下の様なスジを通す、ということなのです。そのスジとは、"トラッド・マインド"。

素材や縫製が良いこと、一過性のものでなく翌年や将来も着られること、他のブランドと組み合わせられること...つまり時代を超えた芯を持っている、ということです。と、同時にデザイナーのコレクションの買い付けの場合は"時代を映す鏡"なので、彼等が今の時代をどのように見て、捉えて、服というカタチにしているのか?を汲み取り、買い付けに反映することも重要です。そうでないと、折角彼等が半年かけてクリエイションしてきたものを無視することになるからです。もっと具体的に言うと、クラシック・ベースのブランドの買い付け時には新しい提案や新鮮なヒネリを意識し、デザイナー・ブランドからは、テーマやメッセージを意識しつつも、シーズンを越えて着られるアイテムを探す、ということなのです。それがやり易いのが日本のブランドかも知れません。ご存知のカラーやサイには、元々トラッド・マインドの背骨が通っています。

海外のデザイナー・ブランドの場合はどうでしょう?明確に時代を捉え、毎回新鮮な提案があり、サプライズなアイテムや色・柄がありながら、確実に時代を超えたトラッド・マインドを感じることが出来るブランド...?

その代表選手が冒頭に触れたドリス・ヴァン・ノッテン(DVN)でしょう。何度も書いていますが(というかこの原稿の内容自体、僕の骨格というかルールなので、毎度同じ内容だな...と思われる読者の皆さんご容赦下さい)、僕のワードローブの中で最もロングランナーなブランドの一つがDVNなのです。1993年に買ったジャケットやパンツ、1996年に買ったジャケットやニット...それらは未だに現役です。DVNは僕や豊永君にとって"筋の通った買い付けがしやすいブランド"です。ディストリクトでは、お店(ブランド)のシーズン・ディレクションも意識しながら、そこにDVN等のクリエイターのエッセンスを取り入れ、より面白い内容になるようにバイイングし、MDしていきますのでディストリクト オリジナル商品との親和性も重要です。

2013春・夏のDVNコレクションには2つの軸がありました。フェンシングとカモフラージュ。スポーツとストリートと言いかえても良いかも知れません。スポーツは21世紀のファッションにとって最重要なテーマの一つです。カモフラージュで興味深いのは、それが、遂に一過性のものではなくなり、グレンプレイドやタータンやドットやペイズリーといった"伝統柄"と同じ立居地になった、ということです。今やカモフラージュ柄は、戦闘性やアグレッシヴさ、ツッパリ感と言った分脈の中には無く、使って面白く、着こなしにニュアンスを加えてくれる存在となりました。特にDVNというデザイナーは色使いや柄使い、素材使いに特徴があるので、彼がとらえるカモフラージュ、というところがポイントでしょう。そして僕たちはディストリクトの2013春・夏のテーマである"ボーイズ・フロム・イパネマ"とのミックス・スタイリングも意識して買い付けました。DVNならではの美しい色のコットン・ジャケットや微妙な色合いのニット、スカーフ、ネクタイ等にそれを感じていただけたら幸いです。

さて、こうしてクリノとジョージが責任(と物欲!)を込めてセレクションさせていただいたドリス・ヴァン・ノッテン2013春・夏コレクションが店頭に並んでいます。是非、見にいらして、試着して、コーディネイションしてみてください。

では楽しい春を!

クリノ・ヒロフミ

(写真中央)ジャケット:¥81,900、パンツ:¥50,400/(右)シャツ:¥28,350、タイ:¥16,800

(写真左)タイ:¥16,800/(中央)ジャケット:¥103,950、パンツ:¥49,350/(右)ジャケット:¥46,200、パンツ:¥31,500、カットソー:¥10,500

(写真左)パンツ:¥31,500/(中央)シャツ:¥32,550/(右・左から)パンツ:¥43,050、¥57,750

(写真左・左から)パンツ:¥43,050、¥44,100/(中央・左から)パンツ:¥49,350、¥53,550/(右)ニット:¥54,600

(写真左)タイ:¥16,800/(中央)ストール:¥35,700/(右)チーフ:¥11,550

価格はすべて税込です。

商品に関するお問い合わせは、すべてDistrict UNITED ARROWSまでお願いいたします。また、お電話での通信販売を承っております。こちらも併せてご利用ください。
TEL: 03-5464-2715