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District通信 | 注目のブランドやアイテム

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ダヴォス会議(元祖)とは?

2012.11.22|by クリノ


商品に関するお問い合わせはすべてDistrict UNITED ARROWSまでお願いいたします。また、お電話での通信販売を承っております。こちらも併せてご利用ください。

いよいよ始まった“ROSA MOSA(ロサモサ)”のパターンオーダー会。その型である“Davos”とは?デザイナーとは?その不思議な魅力とは?ディレクター・クリノが語ります。

正式呼称は「世界経済フォーラム年次会議」。世界経済フォーラム(WEF)が年に1回、スイスの保養地ダヴォスで開催するもので、世界中の経済・企業のトップや学者、政治家が集まり、経済や社会について幅広く意見交換され、世界中の重要人物が集合し、重大な会議なども行われるため世界からの注目を集めているもの。昨年は東日本大震災、福島の原子力発電所の事故を受け、俳優の渡辺謙さんが内容の濃いスピーチをされたことでも話題になりました。

で、UA版“ダヴォス会議”とは?

UA原宿本店 メンズ館や京都店、ディストリクトで展開中のオーストリアのシューズ・ブランドであるロサモサ(Rosa Mosa)の人気商品に“Davos”というモデルがあります。11月、京都店とディストリクトの2店舗限定で、このDavosモデルのスペシャル・オーダー会が開かれます。誰が言うともなく、この特別なオーダー会を“ダヴォス会議”と言い始め、半ば定着してしまった!のです。

ダヴォスは所謂チロリアン・シューズ的なデザインの紐靴ですが、それに付いているソールのブランドがDavosであることが靴のネーミングの由来のようです。Rosa Mosaの代表である溝渕ユージさん(京都出身)に頂いた下記の解説文をご覧下さい。



Davosの由来の件ですが、スイスの地名からきておりまして、冬期になるとスキーリゾート地として栄えます。また、世界経済フォーラム(ダヴォス会議)が毎年開催されております。私(溝渕氏)の推測ではございますが、イタリアのソール会社がマウンテンぽい名前をつけたかったためスキーリゾート地の山岳のイメージにあったDavosを会社の名前として使用したのではないかと思います。現在、たくさんの登山靴にはビブラムソールを使用したものが多いですが、オーストリアでは、少し前の登山靴にはDavosソールを使用したものを見かけます。

ダヴォスシューズが完成にいたるまで。(ご説明)
弊社のダヴォスシューズをデザインするにあたり、最初に頭に思い浮かんだのが、靴の前の部分がアメリカンスタイルで、後部がヨーロピアンスタイルでソールがDavosソールでいこうと思いました。しかし、順調に山の頂上に辿り着けたわけではございません。一番の難所は、エプロンとハンドステッチがまじ合わさるソーセージのところでした。パターンナー(ダヴォス会議でご紹介させていただきます。)との試行錯誤でファーストサンプルが出来た次第です。その後、変更箇所を加え、ファーストダヴォス、セカンドダヴォスにいたりました。(すいません長々と。)



という具合。Rosa Mosaファンの方にはブランドの創始者であるユージ氏、パートナーのシモーネさんには是非一度会っていただきたい、と思っていました。約10年前、パリのマレにあるメキシコ文化センターで行われたオーストリアの新進デザイナーばかりの集合展で出会ったのがRosa MosaそしてFlorianです。フランスのパリ、そこにあるメキシコ文化センターで何故か開催されたオーストリアのデザイナーの集合展、そこで出会ったRosa Mosaは京都人とザルツブルグ人とがロンドンで出会って始まったブランドです。書ききれないくらいに“グローバル”な出会い、ではないでしょうか?で、その背景にあるのは“善きローカリズム”です。

今でも、僕が忘れられないのはメキシコ文化センターのメイン・フロアーでオーストリア名物のソーセージを配っていたユージさんの姿です。飄々とした・・・という表現が一番あっていると思います。良い意味でマイペースで、トレンドがどうとか、ファッションがどうとか、そんなことを気にせずに、自分達が面白いと思うものをコツコツと作り続けて、何時の間にかRosa Mosaは創立10周年。そして、今でもMade In Austria。今秋の特別なイヴェントはそんなRosa Mosaの10周年を記念し、僕たちバイヤー&販売スタッフと彼らとが一体となって盛り上げるお誕生会、としての“ダヴォス会議”となります。

僕がRosa Mosaの靴をディストリクトに導入したきっかけはDavosモデルの一つで、ヴァンプ部分が絨毯、ベースがレザーのものを拝見し、心地良い衝撃と微笑が浮かんだからです。本来靴に踏みつけられる立場の絨毯が靴の甲の部分(ヴァンプ)にはめ込まれている。その絨毯の柄は東欧風…これは“Revenge of Carpet”か!とにかくかわいい、オカシイ、イカしている、じゃあ買い付けなきゃ、と。アレがきっかけでした。

以降、毎シーズン、少しずつ増殖しつつあるRosa Mosaファンに支えられて、ディストリクトやUA(ウチヤマ氏買い付けです)店頭でユニークな存在感を放つRosa Mosaとなりました。ユージさんのキャラクターのように飄々と…とは行かないタフな10年だったとは思いますが、彼らの誠実さ、真直ぐな生き方、ブレない美学がここまで彼らを歩んでこさせた背景だと思います。

僕は“絨毯モノ:Revenge of Carpet”“ディストリクト別注のチーター柄:Herbivore in Predetor Look”そして今季の“ウィンxネイビー:Drunken Blues”の3足を持っていますが、今回のダヴォス会議では、更に僕好みの1足をオーダーしたいと思っています(これ全て僕の勝手なネーミングですので、あしからず)。3種類のボディ、15種類の甲部分素材(ヴァンプ)から組み合わせを選んでいただき、今回発注いただいて、2013年の3月末までにはお渡しできる予定、しかもまったくのスペシャルであるにもかかわらずプライスは10%増し、という奇跡の大サーヴィスは10周年記念故です。

この機会をお見逃しなく!皆さんも、ユーモアある、イカした、洒落たオリジナルのダヴォスを作りましょう。

クリノ ヒロフミ:ダヴォス会議議長(?)会議にはディストリクト、京都店、共に出席します。

“ROSA MOSA”オーダー会詳細はこちらでご確認ください。

rosa mosa autumn & winter 2012 /2013 from rosa mosa on Vimeo.




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