ARAI TAKAFUMI
和服の長い歴史の中で、幾世代にも わたって継ぎをあて、パッチワークしながら育てられるボロという概念があります。モノを大切に使う"もったいない文化"の象徴のアイテムは、近年、海外でもアート的な視点から注目を集めているのです。
話は変わって、これが革になったらどうでしょう?
革靴やレザーバック、衣類など、革も布同様に裁断をしますが、断ち端の余った部分は よほどの寸法がない限り捨てられる運命です。
生き物の皮をなめしたものだけに、布以上に"もったいない"という意識が芽生えて当然ですが、これをパッチワーク状に活かして靴として作品を作るデザイナーが荒井貴文さん。
http://taisetsu.united-arrows.co.jp/819/
その魂のこもった迫力満点の靴が、ITS(インターナショナルタレントサポート)2014のアクセサリー部門の特別賞を受賞したのも うなずけます。
ただし、すべてが一点ものの彼の作品を そのまま販売するわけにもいかず(サイズ違いをお願いすると、全然違う表情の靴が出てくるわけですから)、何らかの形で商品化できないかと考えた結果、Districtでも手持ちの靴を また違った表情で楽しめる手法として、以前から紹介していたキルトという形になった次第。第一弾の昨年のリリースから大反響でした。
そして今回、キルトの先を剣先にカットした上で二枚刃にバージョンアップした新型(もちろん、手間は二倍以上)と さまざまな表情のブラックレザーをパッチワークしたNOIRシリーズを加え、新たにDistrictに届きました。
靴箱の中に眠っている履かなくなった素敵な靴たちも、コレを加えるだけでARAI TAKAFUMIの作品の表情に生まれ変ります。
最近ご無沙汰の昔のジンターラのウィングチップに・・・なんて想像しながら、ひとつひとつ表情の違うパッチワークを選ぶのも、また楽しい時間です。
この機会に、是非お立ち寄りください。
モリヤマ
●ARAI TAKAFUMI KILT一枚刃:¥15,660(税込み)
●ARAI TAKAFUMI KILT二枚刃:¥18,900(税込み)
●ARAI TAKAFUMI TUSSEL:¥6,480(税込み)