桜の開花も始まり、一気に春の陽気を感じるようになりました。

個人的な傾向ではありますが、ダークカラーの洋服には段々手が伸びなくなり、明るい色やにぎやかな柄物が恋しくなってくる季節で、特にマドラスなどのチェック物は、真夏よりも むしろこの時期によく袖を通すことになってしまいます。

極細のコットンローンを二重織りに仕上げ、表と構成の違う表情の柄を裏側に見せてくれるチェックのジャケットは、Scyeの2016年春夏の新作。

トラッドな表情のジャケットに見えますが、ボックス型のシルエット、胸の箱ポケはあえて付けず、腰にはドリズラージャケットのような逆玉縁ポケット、そして袖口はシャツカフス搭載と非常にスポーティーな印象で、新しいバランスで着こなせるチェックジャケットになっています。

ワークジャケットのように二本針の巻き縫い仕上げですが、襟元の表情はしっかりテーラード。

このトラッドとワークのミックスには、テーラードの縫製工場に巻き縫いのミシンを導入していただいたり...といろんな苦労があったそうです。

ブルゾンのようにチノや、ゆくゆくは半ズボンなどに合わせて軽快に羽織りたくなります。

実は同素材で半袖のシャツ、そして、どうせならスリーピースそろってもイイよね！と展示会の場で即決した別注の半ズボンも入荷予定です。

もちろん、往年のアイビーテイストでクリース入りトロピカルのパンツにニットタイを合わせても、また新しいスタイルを楽しめそうですよね。

ご来店を お待ちしております。

モリヤマ

●SCYE DOUBLE CLOTH SHIRTS JACKET：￥70,200（税込み）