今年からDistrictのシューズラインナップに新たに加わった、CHEANEY & SONS。

1886年の創業、その歴史は英国ならではの伝統を楽しめるシューメーカーです。

わたしが この業界に入った頃は、いわゆる下請けファクトリーブランドのような認識だったのですが、現在のオーナーは、実は英国靴を代表するチャーチ家。

10数年前にChurch'sがプラダ資本になった話は有名ですが、お家芸の靴作りを、もう一度CHEANEYの名の下に・・・ということなのでしょうか。

そして今回のラインアップは、その底力を感じさせる内容です。

中でもディレクター・クリノが真っ先にチョイスしたのが、このCAIRNGORM。

チーニー社の中で もっとも古い木型を使用するこのモデルはミリタリーラストと呼ばれ、ベルション製法（ウエルトにアッパーを乗せて出し縫いをする製法）という、防水性も高く非常に珍しい工程を経て創出されます。

その表情は、ヴィンテージの靴のような必然から生まれた独特の無骨な顔。

ミリタリーグレインレザーのシボも傷に強くソールもコマンドソールで、また、ワークブーツのようにタンは袋状の仕様になっており、美容師の方から"髪の毛が入り込まない"と喜んでお求め頂くなど、見た目だけでなく そのディテールと頑丈さは折り紙つきです。

実際に店頭でも その魅力は好評で、一時的にサイズ欠品が生じておりましたが、バーガンディカラーのサイズ補充分が このタイミングで入荷してまいりました。

年の瀬、ボーナスで懐があったかくなったところで、一年の締めくくりに、自分への ご褒美として、こんな頼りがいのある靴はいかがでしょうか？

ご来店を お待ちしております。

モリヤマ

●CHEANEY CAIRNGORM： ￥69,120（税込み）