だるからー
Districtでは、開店当時からお付き合いのあるデザイナー阿部さん。当時のブランドは創業当時からUNITED ARROWSでお取引があり、切っても切れない間柄でした。まもなく、そのブランドは在籍する3名のデザイナーそれぞれが違う道を歩むということで解散してしまいますが、ブランド名は違えどそのDNAは変わらず、Districtでもお三方のブランドはそれぞれ仲良く店頭に並んでいます。
そんな阿部さんが立ち上げたブランドが"kolor"。カジュアルでもドレスでもない・凝ったファブリック・スカしたかっこよさよりも、ちょっとブサイク・ほどよく力の抜けたかっこよさ・・・。
その後の躍進は、Districtのお客様にはもう説明不要ですよね。そんな阿部さんのもうひとつの特徴が、色。いろんな色をミックスした結果?とも見える、濁った色。ピンクやベージュ、オレンジやグリーン、ブルーなど名前で聞くと鮮やかなトーンを連想しますが、kolorの繰り出す色は重たく、そしてキレイな色です。
色彩専門用語で「ダル・カラー(濁色)」と呼ばれるトーンです。2011年の春夏のコレクションが早々に届きました。もちろん、(いい意味で)ダルいkolor。
今回凝った生地というと、一旦ちゃんと洋服にしたものを大胆にカットして、つぎはぎしたパッチワーク・・・(これはダーツや洋服のカーブも裁断や縫製に頼らず、最初に作った服のパーツの計算された配置で表現されていたり・・・)や、ジャガードで文字を入れた生地などが非常に新鮮です。力の抜けた・・・というと、おなじみのブサイク・パンツをばっさりカットオフしてしまったショーツや、"クリノジャケット"の名前で好評いただいたニットジャケットも、ちょっとエキゾチックな刺繍をポイントにしてファンへのサービスもバッチリ。
数シーズン前から、毎回個人的に楽しみなkolorならではのチェックも健在で、一度ハマってしまうとツボを抑えながらアレンジされたアイテムが次々と出てきて喜ばせてくれます。第一弾の商品が、1月21日(金)より店頭に並びます。今回もニヤリとさせられるアイテムの数々を、ぜひチェックしてください。
ご来店をお待ちしております。
モリヤマ