COMME des GARÇONS HOMME PLUS 23SS 2/3(金)立上り【ANOTHER KIND OF PUNK】

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旬な情報を店頭スタッフから

02FEBRUARY
2023

posted by イワシタ

明日の2/3(金)に皆様待望のCOMME des GARÇONS HOMME PLUS 23SSが立ち上がります。

今シーズンのタイトルは【ANOTHER KIND OF PUNK】。

直訳すると"別の種類のパンク"になります。

パンクと聞くと70年代のロンドンシーンなどを連想する方が多いとは思いますが(私もそのうちの一人ですが)、プリュスが提案するパンクはタイトル通り、既存の分類にはない別の種類のパンクです。

所謂パンクはサブカルチャーの俗称ですが、その中でパンクロック(音楽)、パンクファッションなどと各ジャンルに分かれています。

映画の影響でUKカルチャーに興味が出始めた学生時代に、私とMalcolm McLarenが誕生日が同じということを知り、学生時代パンクについて少し調べたことを思い出しました。

そんな私が連想するパンクは所謂パンクファッション。体のラインを出すピチピチのTシャツ。ボンデージパンツやジョージコックス、ライダースに安全ピンやスタッズ、ギチギチに固めたヘアスタイル。

ただ既存の概念を覆し続けてきた川久保さんがフォーカスしたのは中世の宮廷道化師。

パンクとは程遠く思える宮廷道化師ですが、川久保さんは宮廷道化師こそパンク精神の持ち主だったのではと考えたそうです。

突然ですがパンクスの思想として有名なのが"Do it Yourself"。聞き馴染みのある方もいらっしゃると思いますが所謂"DIY"です。

既存の型にはまらず、縛られず、信念をもって自分達でやろうぜ！という思想です。

これがどう宮廷道化師と繋がるのかと言うと、、、。

宮廷道化師とは中世ヨーロッパで王族や貴族といった位の高い人々に雇われた、所謂エンターテイナーの職業のことで、歌に音楽、アクロバットに曲芸、ジャグリングなど多彩な芸を披露して主君を楽しませることが主な仕事とされています。

分かり易く言うと道化師(ピエロ)です(ただ実は道化師(ピエロ)は宮廷道化師から派生した職業で、もともとは王族などに雇われていた宮廷道化師を真似たのがきっかけでできたそうです)。

宮廷道化師は主君を楽しませるのみならず、時には斬新な考え方を主君にアドバイスする役割を担っていたこともあるそうで、そこにパンク精神があるのではと宮廷道化師に着目した今シーズンはCOMME des GARÇONSの象徴である黒いアイテムに始まり、今シーズンならではのポップで少しサイケデリックな色彩のアイテムなどが多くあります。

レイヤード下の毛芯がむき出しのフロックコート。

レオパード柄に見えて実はハートマークの切替になっているジャケット。

"道化師"という言葉から連想されるポップな多色使いのダイヤ柄カーディガンは長袖とベストを買い付けています。

コレクションでも目を引いたシーズンテーマが色濃く反映された柄のバルーンパンツは、腰廻りから膝にかけて極端に膨らみますが、膝下から裾にかけてきつく絞ったテーパードシルエットがただのワイドパンツと一線を画します。

それらに加えてストライプ柄のレギンス2色(撮影中強風で飛んでいきそうになったのでモリヤマに押さえてもらっています)。

ソックスも長さ違いで2種類ございます。

詳細の写真は以下をご覧下さい。