Maison Margiela 20SS
ディストリクトをご愛顧頂いている皆様こんにちは、栗野です。
19年前にお店を立ち上げてから様々な出会いがありました。新しいブランドやファクトリーを発掘したり、ご紹介いただいたり...。そしてつくづく幸せだと思うのは自分や仲間たちが取り扱いたいと思った商品やブランドは殆どお取引出来てきたことです。
そもそも'卸'をしないブランドであったコム デ ギャルソン オム プリュスを扱えたところからこのお店は始まっています。こうして約20年...多くのお客様に引き続きご来店頂き、お買い上げ頂いているのは洋服屋冥利に尽きると言えます。
さて、そんなディストリクトにとって'圏外'であり、かつ、スタッフ皆が好きなブランド、いわば最後の未開拓地がメゾン・マルジェラでした。
ユナイテッドアローズ(UA)自体としては彼等と25年のお付き合いがあります。それどころか1994年の日本における最初で最後のショウの会場もUAでした。世界6都市、9か所の異なるお店で、同じ時間に同じコレクションを見せる、という実験的試みのロケーション/パートナーとしてUAをご指名頂いたのです。僕は担当者として当時の社長、ジェニー・メイレンスさんとの打ち合わせにパリのオフィスに行きました。そこでマルタン・マルジェラ本人とも会い、お話しできたのです(最初で最後でしたが)。原宿店の中通路を会場としたショウ(プレゼンテーション)をオーガナイズしたのはアントワープとパリから来たスタッフ2名、そしてUAのチームです。そのUAチームの中核にいたのが今はディストリクトのスタッフとなっている吉原隆と本部で支えてくれている篠田和彦です。ショウの苦労話やその後のマルジェラ社とのお付き合い、また、マルタン本人が去って以降のガリアーノの就任への驚き、更には徐々に馴染んで今やメゾン・マルジェラの新たなペルソナを構築し得たガリアーノの実力への尊敬etc...。今回は字数的な制限もあって触れませんが、いつかはそれらもじっくり述べてみたいサブジェクトです。
さて、それほど縁のあるマルジェラ社であるからこそ、今までディストリクト単体としては敢えてお声がけしてこなかった...。そんな存在でした。しかしディストリクト創設20周年を前にして、ある意味'やり残したこと'の一つの様な感触も持っていました。そこで思い切ってアプローチしてみたのです。ユナイテッドアローズ本体とは異なるニュアンスや戦略で展開する、ことを前提に。
そしてスタッフと話したのが'アクセサリーのみの展開'というディレクションです。幸いにもその提案に賛同頂き、この12月から取り扱いが始まります。
写真左 Price 59,000JPY+TAX
写真右 Price 39,000JPY+TAX
写真左 30,000JPY+TAX
写真右 33,000JPY+TAX
写真左 32,000JPY+TAX
写真右 99,00JPY+TAX
Price 64,000JPY+TAX
Price 47,000JPY+TAX
アクセサリーに限定、と言ってもメゾン・マルジェラのアクセサリーは彼等を25年間見てきた者としても'これぞマルジェラ!'と太鼓判を押せる内容です。マルタン在籍時から定評のあったアクセサリー・チームはクリエイティヴ・ディレクターがジョン・ガリアーノになって以降も変わらぬ充実ぶり、どころか更にパワーアップしています。或る意味、マルタン・マルジェラというメゾンのエッセンスが確実に継承されているのが、このアイテム群。設立20周年を前にしたディストリクトが自信を持ってお勧めします。ここでは個々のアイテムや詳細については触れません。日頃、マルジェラのウェアやアクセサリーを愛用してきたスタッフと共にしっかり選び抜いたモノばかりです。
本日12/20(金)発売です。是非店頭でご覧ください。
丁度クリスマスという最高のタイミングでもありますね!
クリノ