Paraboot勉強会
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
本日は先日行われました、Paraboot勉強会の模様をお送りいたします。
皆様もお持ちかと思いますので、是非最後までお付き合い下さい。
まずはParabootで用いられているレザー。についてです!
現在のパラブーツの殆どに使用されている代名詞である「リスレザー」
リスレザーのリスとはフランス語でスムースレザーのことで,
正式名は「LIS WAXI LETHER」です。
ワックス?となるといわゆるオイルドレザーと何が違うのか?
オイルドレザーは液体になります。
なので蒸発してしまい、いずれ防水効果がなくなってしまいます。
一方、リスレザーはロウ。
固形で変化がない(熱を加えると液状になりますが)為水に濡れても蒸発せず、
防水効果が落ちないという革靴としてはこれ以上ないメリットです。
デメリットとしては寒いと固まるので、履いた時に硬く感じますが、
履いていると体温で徐々に馴染むのでたいしたデメリットではありません!!
続きましては構造についてです。
一般的なノルヴェジェーゼ...イタリア靴に多いアッパーの側面に飾りステッチを入れたものです。
ノルヴェイジャン・ウエルト...Paraboot社)グッドイヤーウエルトに更に一工程、アッパーの革をウエルト側(外)に
巻き込んで吊りこむ工程で防水性が高くなります。
(※グッドイヤーは内側に巻き込むのに対してノルヴェイジャン・ウェルトは外に開くので若干ホールド感が劣るという声も。)
こちらがParabootの内部構造です。
外側から平たい部分をソール、ギザギザ部分をフィン、中心の色が変化している部分をシャンクといいます。
一般的なグッドイヤーはフィンの部分に有機溶剤と混ぜてペースト状にしたコルクを使用していますが、
(これが体重がかかることでつぶれる=沈む現象)
Parabootは自社でソールの作成しているので一体成形でコルク未使用のためほぼ沈みません。
(購入の際にどれくらい沈むとかそういうことは気にしなくていいのです)
そもそも自社でソール作っているところなどほぼないので、さすが!!の一言です。
最後にお手入れに関する豆知識
綺麗に保ちたいのは分かりますがオイルを入れる手入ればかりすると
水分が抜けて革の表面が割れてしまいます。
雨に濡れたりすることが革に水分をあげる事になるので定期的に雨に濡れたりすることがあったほうがいいです!
補足でずっと放置してた場合にも同様で水分がなくなってしまっていることもあるので
手入れ前にかるく湿らせたりすると効果的です。
ズラズラと書いてしまいましたが読んでいただきありがとうございます。
素材から工程まで拘り抜いたParaboot社。
背景を知ると尚、安心、信頼して履けますよね!
お持ちの方はこれからも是非色々なシューズに挑戦してみて下さい。
まだお持ちでない方!!
是非一足目にトライしてみてください。絶対後悔はしませんよ!
ご質問があれば是非、私達にお尋ね下さい。
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