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オタクの視点

posted by モリヤマ
GANG-HO、KHAKI JUNGLE、BRITISH KAHKI、ROTHCO…
これらの名前は90年代にアメカジの洗礼を受けた人間には
LEVI'SやLEE、WRANGLERと同じ位馴染みの深いブランドのはず。
 
共通するのは軍パン。なかでも脇のカーゴポケットがない
シンプルな「通称ブッシュパンツ」をリリースしていたブランドです。

私にとってブッシュパンツって素材違いや色違い、
はたまたバランスを変えたくてサイズ違い、
色が落ちたら買い足して…とデニムと同じようにボトムに欠かせない
アイテムでした。(自宅にまだ10本くらいはあるはずです)
 
デニムにしてもそうですがコットンのヘビーな素材の魅力は
洗濯する度の色落ちとそして"縮み"です。
ヴィンテージのデニムの魅力も半分はこの縮みによる"アタリ"。
カッコよく言うとパッカリングなんて言いますが
生地が縮んだことでシームに発生するギザギザのアレです。
ダブルステッチのパッカリングなんて大好物!
MA-1の腕後ろにあるパッカリングも「萌え」要素…
 
こういったマニア視点を逆手にとってセットアップなどにも
洗いをかけたのはギャルソン。かなり昔からやっていたはず。
いかに効果的にパッカリングを生み出すか私もかなり研究しました。
個人でやる場合の秘訣はなんと言ってもコインランドリー。
私のこだわりは米Whirlpool社の高速ガス乾燥機を置いている
ランドリーを探して脱水も殆どしていない状態で
リベットで火傷する位に一気に熱する…
(何の根拠もありません、ただのオタクの自論)
 
今では世の加工ブームでパッカリングの技術も向上したのか
キレイなパッカリングの表情が簡単に手に入るようになりました。
(もうその状態で店頭で売っている)
最近感心したのは件のブッシュパンツ(Districtオリジナル)
プロフェッサー"S"の仕事です。
脇が吊れるくらいギザギザに縮んだ表情は正直感動しました。
縫い糸ももしかして化繊糸ではなく綿糸を使いましたか??>"S"さん
この表情で¥16,800_は買い!
(ってヨシワラに先を越された↓泪)

モリヤマ

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