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District Report | District 通信

“クリアな意識で選ぶ服”
Creative direction 2021Spring & Summer for District.

2021年春夏シーズンが本格スタート。店頭にも新作が続々入荷しています。毎度おなじみの新シーズンのディレクションを、栗野教授から聞いてみましょう。

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
ちょうど一年前に始まった今まで経験したことのないこの現象は思いのほか長く続き、現在も予断を許さない状況下にあります。自分達を取り巻く環境は大きく変わってきていますが、お客様方もさまざまな工夫をされてきたことと思います。
そのなかでスタートしている今季のシーズンディレクション。
いつものように栗野教授の言葉を聞いてみましょう。

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2021年、新しいシーズンがスタートしました。
振り返れば2020年は日本および世界の人々にとって未曽有の経験をした年となりました。
それは言うまでもなく新型コロナウィルス禍(COVID-19)に起因します。
未知のウィルス感染症という脅威に対し現時点で人類は有効な対抗手段を持たず、ワクチンや治療薬による対処も進まないまま、感染拡大を阻止すべく知恵を絞って日々戦い続けています。
そんな状況下、本来的には‘不要不急’の存在とも片付けられかねない‘ファッション’。
私達、ファッションの送り手はそれを着てくださるお客さま達にいったい何を提供し、どんな問題解決ができるのでしょうか?

ユナイテッドアローズ2021年 春・夏の全社ディレクションのテーマは‘Clear Attitude’です。直訳すれば‘明確な態度’。それは一見抽象的に受け取られるかもしれません。
しかし、この‘Clear Attitude’にはさまざまな意味が込められています。このテーマはディストリクトにも共通なもの。

明確な意思、明確な態度といった‘生き方’‘在り方’を示唆するものから、意思を持った発言、そしてモノ軸としては‘クリアな色’あるいは迷いの無いシンプルなシェイプや、いわゆる‘トレンド’に左右されない‘しっかりとした、軸のブレ無いプロダクツ’も意味させています。

COVID19禍のなかで沈みがちな気分を切り替えてくれるもの、未来に向かって一歩を踏み出させてくれるもの、それを提供することも私達洋服小売業に携わる者の役目だと思います。

・カーディガン(District):¥24,200 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定

・シャツ(District):¥20,900 (tax in)

・ジャケット(District):¥81,400 (tax in)
・パンツ(District):¥45,100 (tax in)

2021年のディストリクトには色の綺麗な服、シンプルで思い切りの良いシェイプの服、軽い着心地の服、顔映りの良い色目のネクタイetc……が並びます。
具体例としては、メンズウェアにおいてエヴァーグリーンな存在であるネイビー・ブレザーの‘新型’を送り出します。
なにも奇をてらった点が無いブレザーです。しかし、素材、肩のメイキング、肩幅、身幅、着丈、袖の太さ、ボタンスタンスにもう一度注目し、注力して具現した入魂の1着です。まさにクリアな意識でシンプルなアイテムを見直した結果、と言えるでしょう。

‘変わらない良さ’とは全く変わらないから良いのではなく、常に微妙に変化し、進化しているからこそ、ひとの心に響くのだと信じます。

仕入れ商品からオリジナルまで、2021年のディストリクトは‘VARIÉTÉ’を隠れテーマに、楽しく日々を過ごしていただける服や彩貨を取り揃えてまいります。

ちなみにVARIÉTÉは80年代に音楽およびファッション&カルチャーシーンに多大な影響を与えた‘ネオ・アコースティック’ムーヴメント時代のバンドの一つWeekend唯一のアルバム・タイトルです。ポスト・パンクの時代に、柔らかく素直、かつ、時にはヒネリや洗練を持ったサウンドメイキングがとても新鮮に響きました。一つの時代を築いたばかりでなく、時を越えたエヴァーグリーンな感覚となり、存在し続けている‘ネオ・アコースティック’の音楽と音楽家を今回の企画時に意識しました。同時代のスタイル・カウンシルの着こなしも気になるところ。ネイビー・ブレザーにホワイトパンツの組み合わせが気障に見えないのも彼等にはクリアな意識があり、かつ、肩ひじ張っていなかったからではないでしょうか? 

・ジャケット(District):¥86,900 (tax in)
・パンツ(District):¥24,200 (tax in)

・コート(District):¥37,400 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定

・パンツ(District):¥23,100 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定

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この一年、変化する状況に自分達も手探りで対応し、今まで当たり前と思っていたことが当たり前でなく感謝の気持ちがうまれたり、その一方で不自由やストレスを感じたりもしていました。
20FWは「自分らしさをたもつもの」「穏やかさ」を求めましたが引き続き大事な要素です。それを保つために私達が洋服を通してお手伝いできることは何か?
そして2021年、春・夏。“VARIÉTÉ“をテーマにそれぞれのアイテムやスタイリングを通して日々を楽しく過ごす様々な提案してゆきます。

着実に御支持いただいている着心地の軽いスーツシリーズも、ここ2年程肩幅にゆとりを持たせてきましたが、今季より少しスタンダードな肩幅に近づけ胸から肩にかけての見え方が変化しています。栗野教授が例に挙げているブレザーはこのボディを使用したものです。
また、お馴染みのツープリーツワイドにホワイトデニムのモデルを用意しました。
これは先のブレザーに合わせるととても新鮮です。
またカジュアルのリラックスレギュラー型のシャツを今までスーツの中に合わせるような色柄素材にしています。このシャツをスーツにタイドアップに合わせる事で
カジュアルなアイテムをドレス遣いにするカジュアルアップになります。
従来のドレスダウンからカジュアルアップは今とても重要なスタイリングです。
この例の様にお馴染みのアイテムや合わせにひと工夫することで新鮮味を感じます。

また2020年秋冬に御好評をいただきましたウールテンジクのカーデガンを布帛のシャツ仕立てにしたり、コーチジャケットの発想のスプリングコート、ゆったりしたシルエットのフーデットパーカ、ミリタリーテイストのパンツに取り外せるサスペンダーを着けたパンツなどDistrictらしいひとひねりが効いた楽しいアイテムも登場します。

まだまだ日々の暮らしは緊張が伴いますが、皆さまの愉しさのお手伝いができたらと思います。


“S”

・ジャケット(District):¥41,800 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定

・ベスト(District):¥30,800 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定

・パンツ(District):¥22,000 (tax in) ※ 3月中旬入荷予定