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District Report | District 通信

Scye通信‘17秋冬

Districtで多くのファンを抱える<Scye (サイ)>の、秋冬アイテムが10月6日より店頭に並びます。シーズンに先立って行われた、新作の説明会で聞いたアイテム情報をお伝えします。

Districtオープンと同い年の創業であるScyeはデザイナー日高さんとパタンナーの宮原さんが手がけるブランド。英国の1900年代前期のテイラーリング・テクニックを独学で学んだ宮原さんからお聞きする数々のモノ作りに対するこだわりは、大量生産大量消費の時代にあって非常に貴重な体験です。

そんなたいそうなテクニック…と思われそうですが実際はベーシックなアイテムをアップデイトしたり、失われたようなパターンテクニックなども用いながら着る人が着易い、動き易い、そして長もちするような工夫を施したうえで、それが前に出るようなものになっていないのが特徴。洋服ツウのお客様や業界にファンが多いのもうなずけます。沢山のお客様にお待ちいただいておりますが、ようやく10月6日(金)にまとまった内容で店頭に並ぶことになりました。(一部未入荷のものもありますので店頭にご確認下さい)

今回もあたらしく千駄ヶ谷に出来た直営店SCYE MERCHANTILE(サイ・マーカンタイル)と同ビル内のプレスルームにお邪魔して新作の説明会を開催して頂きました。抜粋して簡単な説明をご紹介します。

・アジャスタブルチノ:¥25,920 ※6日発売
Scye初期のコレクションで展開していた形を復刻したテーパードのチノ。当時のものは股上も浅かったのでパターンの改良は行いました。ムラ糸が表情豊かなサンホアキン・コットンを使用した穿き易いチノパンツです。使用したメタル釦もアンティーク調です。

・ムラ糸ワンタック・チノ:¥28,080 ※6日発売
テーパード、ダブルカフスでワンプリーツのいつもの形をサンホアキン・コットンで。やはりお馴染みなっていますがベルト内側のマーベルトは織り組織でループとフックを形作られたSCYEオリジナル。ここにゴムや紐を通して内側で結ぶことも出来る非常に理にかなった工夫。これは古いテーラードのパンツに使用されていたものを見つけて業者さんに再現してもらいました。ミニマルの発注量というものがあって初回に3000m作ってしまいました。もう数年使っています。

・UKダック カバーオール:¥42,120
・UKダック オーバーオール:¥68,040
イギリスから輸入したダック素材を国内で染めて整理しています。本来は180mmのインテリアファブリックだったもので、いざ裁断しようとしたら裁断台に乗らないとか、苦労した生地でした。
むかしUKカーハートなどが流行った時代を思い出させてくれる上品な質感は、アメリカのワークウェアに使用されるゴワゴワのダックとは違います。
カバーオールはSCYE BASICSでも以前から展開しているラペルドのカバーオールの形、組下のオーバーオールもアストライド型(股にガセットによるタナを作った)です。

・サンホアキン・デニム:¥25,920 ※6日発売
従来のヒップガセット(人の字)つきのデニム。アストライド型同様股下に別布をはぐことでクライミングパンツのように開脚が楽になっています。同時に股十字のシームが無くなり、自転車、バイクなどに乗っても痛くありません。今回はサンホアキンデニムの凹凸のある表情に。サンホライズド加工で大きな縮みは出ないようにしています。

・スキッパー・裏毛カノコ:¥22,680 ※6日発売
ポロ襟をクルーネックにつけたような形状のスキッパー型。表から見た目は夏でも快適に着用出来るカノコ編みですが裏側を起毛加工して秋冬仕様にしました。従来のポロシャツと違いラグランスリーブにしてゆったり目のシルエットにしています。Scyeのサイマークも初めて金糸を入れてみましたが玉虫のような特徴的な光りかたで気に入っています。

・オンブレ・チェック・ジャケット:¥102,600
・オンブレ・チェック・パンツ:¥48,600
ダブルクロス・二重織りの生地を用いたオンブレ・チェックは細ラペルに細いセミスラント・ポケットとScyeではニューコンポラと呼んでいる60年代のアメリカの雰囲気を意識したセットアップ。実際にコンポラというと胸の箱ポケがなかったりいろんな定義があるのですが、あくまでそれ風に押さえています。着丈もサイズ38で74cmとレギュラーの(いままでよりは長め)着丈にしています。
組下はテーパードシルエットの細身でやはり60’S風のセットアップです。

・ラウンドウール・エターミン・シャツ:¥30,240 ※6日発売
英国のワークシャツをベースにしたウールのシャツですがこの質感に見覚えありませんか?ジャケットの上襟裏、カラークロスによく使われる生地でもあります。小襟のラウンドカラーですがCPOシャツやワークシャツのようにオーバーサイズでジャケットのように着る事が出来ます。ウールですが洗いをかけているため、手洗いくらいな自宅でも洗えるのも便利です。

・ベルベット・ジャケット:¥75,600 ※6日発売
・ベルベット・パンツ:¥41,040 ※6日発売
英国60年代のイメージでつくったAラインのクラシックなセットアップ。イメージは若かりし頃のマイケル・ケインです。ベルベットの生地の裏にボンディング加工でコットンクロスを貼ったことでハリ感を増しながら、芯の役割も持たせています。背中にハーフベルテッドの仕様でジャケットとアウターの中間のような着こなしが可能です。組下は後で切り替えた腰ヨークが特徴のテーパードシルエットです。

・ベビー・シュリンケージ・カーフ・レザー・ジャケット:¥270,000 ※6日発売
柔らかいカーフレザーは程好くシボ感もあるレザーを入手することが出来ました。バーシティ・ジャケットのようにターンナップのリブ襟をと袖リブをつけていますが、ベースになっているのは2017春夏に好評だったノーカラーのライダースを改良した物です。裏にキルティングを貼っているので防寒性も増しています。

・Districtスペシャル・ノーカラー・ライダース:¥194,400 ※6日発売
前述の春夏好評だったライダースを復刻。Districtからのリクエストでもう少しヘビーなライダースらしい表情の革をリクエスト。結果往年のVANSONのような(実際はもっと柔らかいです)肉のある良い革が見つかりました。宮原さんもご自身用に一着作られたとか。余談ですがこの革の名前、ゴルフクラブという名称が付いていました。

・スリーレイヤー・パーカ:¥105,840
アルパカ×カシミアのボアと中綿を層にしてワッシャー加工のコットンポプリンをシェルに3層にしているミリタリー調のパーカです。あえて3サイズくらい大きく作っているのでガバッと羽織ることが出来ます。実は宮原さんが前職トランスコンチネンツ時代に作っていたものがベースになっています。中に重ねられるようにScyeでは珍しいほどの袖付けカマを深くしています。

・ブークレ・ジャケット:¥108,000
ウールのブークレ生地を大胆に表に使用したジャケットはレザーパイピングのノーカラー。プードルの様なくるくると丸まった毛が特徴です。

・アトリエコート:¥129,600
ウール・ジャージ素材をもちいた柔らかく極々軽いコート。フロントのベルトを上前に通してグルッと背中に回してダブル前のように留める特徴的なベルト、ノーカラーでガウンのようなリラックスした雰囲気が気楽に着ていただけます。フロントのポケットなどは補強も兼ねて生地を切り替えています。ベルトのアレンジでいろんな着方が出来ます。

・スーパーメルトン・ピーコート:¥90,720 ※6日発売
従来のカシミアメルトンですが以前の物はカシミアの毛が浮いてモケモケしてしていたので(上質なカシミアほど遊びが出やすい)、かっちり締まったような質感を目指しました。
新色のライトグレーは白とも違う、それでいて上品な色になりました。

・スーパーメルトン・ダッフルコート:¥96,120
カシミアメルトン、袖口内側と襟腰にリブをいれ、裾に三つのスナップボタンをつけた仕様は従来どおりですが、襟のリブ位置など細かな変更点があり進化しております。

・チェスターフィールド・ラグランコート:¥105,840 ※6日発売
ピーコート、ダッフルコート同様のカシミアメルトン生地。毛芯をいれたクラシックなチェスターですが、大きめのシルエットでさらっと羽織れるバランスにしています。

・オルタネイト・ストライプ・ジャケット:¥99,360
・オルタネイト・ストライプ・パンツ:¥51,840
過去にScye Clothingのネームでつくった事のあるクラシックなストライプのセットアップで栗野さんもお気に入りのスーツでした。今回復刻するに当たりネームも当時の物を使用しています。
毛芯、肩パッドとフルコンストラクションの構築的な英国式仕立て。組下もサイドアジャスターをつけ、ハイバックのヒップ。近年はお尻の下でクリースラインが終わるのが主流ですが上までプレスを入れたクラシックな表情が特徴です。

・高密度タフタ・ステンカラー・コート:¥76,680
シーズンレスで着用出来る高密度ポリナイロン・タフタを使用した定番のステンカラー。Districtでは久々の買い付け。ラグランスリーブとAラインのゆったりしたバランスが特徴でシワを気にせずラフに着られるため愛用者も多いコートです。

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