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Extra Medium

秋冬シーズンのアイテムが続々入荷しています。今回はシーズン初め恒例の、プロフェッサー“S”によるディレクション講義。今シーズンのテーマ‘Extra Medium’の意味とは?

みなさん、いかがお過ごしでしょうか? “S”です。今年は梅雨の感じも例年と異なりましたね。こちらから歩み寄って気候と仲良くすることがお洒落にも必須になってきました。Districtがそんな工夫のお手伝いをできたらと思っています。

それでは、今シーズンの「Districtのお手伝いの仕方」のお話をしますね。まずは栗野教授のお話を伺ってみましょう。


***


2018・19年、秋・冬のディストリクトのディレクションのテーマは‘Extra Medium’です。
ここ数年、洋服の着方に関してディテール以上にサイズやバランス、或いは素材が重要なものとなってきました。考えてみれば洋服、特にメンズの服とは如何にデザインが進化しても、そこには良い意味での‘基本形’があり続けてきました。特にユナイテッドアローズ、そしてディストリクトのメンズ服の基本は伝統に根差したものをベースとしています。

ところで2年程前からメンズ&ウィメンズのファッションにおいて‘超大型’な服が頻出しています。そこにはユーモアや良い意味で常識を超えていく楽しさもあります。
しかし、それらの’ビッグサイズ’の服は、服自体のデザインという観点で見てみると意外なほど‘普通のデザイン’だったりします。‘デザインはベーシックなものや既視感のあるものだがサイズやバランスを誇張している’ものが多いことに気が付きます。
さらに言及すれば、それはデザイナーやメゾンがパターンというものを深く理解していないと単なる歪(いびつ)な結果となりがちです。具体的にはDries Van NotenやkolorやScyeの様に良くできたパターンだからこそ、誇張したビッグサイズでも綺麗なバランスの服として完結できるのだ……ということです。

いわゆる‘トラッド服’に関しても近いことが言えるのではないでしょうか?
我々が着馴染んできた‘トラディショナル・クロージング’とは完成されたパターンでできあがっているので、着方次第で大き目でも小さめでも上手く着ることができる服です。もちろん、そこには多少の着こなしの技は必要ですが。

つまり私達はXSからXLまで自分の気分次第で服を着こなすことが出来る条件の中に居り、それを可能にする服と付き合える時代&状況にいる、ということでは無いでしょうか? 自分自身、この20年で44サイズから46,48……そして52サイズまで着てきました。

それは
 ① 服自体のデザインがベーシック(寄り)だから
 ② パターン的に完成度の高い服を見、選んできたから
 ③ サイズを知り、理解したうえでフィット気味からタップリ目まで遊べるようになった
のだと思います。

2018・19年、秋・冬のディストリクトはExtra Mediumというテーマのもと、服をサイズ感やバランスで遊ぶ楽しさを提案してまいります。

‘超普通’から‘超大型’まで、バランスで遊ぶ服の面白さをご一緒に!

(左)
・ブルゾン:¥31,320(税込み)
・シャツ:¥17,280(税込み)
・パンツ:¥28,080(税込み)

(右)
・ジャケット:¥103,680(税込み)
・ベスト:¥22,680(税込み)
・パンツ:¥49,680(税込み)
・シャツ:¥19,440(税込み)

・シャツ:¥20,520(税込み)


 ※ 価格表記のないアイテムは、まもなく発売予定です

これが今期のDistrictのテーマです。
ここ数年大き目サイズのアイテムがみなさんのクローゼットに少しずつ増えてきたと思います。

2000年代までは1つの「流行り」がうまれると「全てがその流れ」になっていましたが、2010年代になると、「それもあるしこれもある」というように「そのシーズンの流行り」と「そうでないもの」が共存する時代となりました。たとえば一人のクローゼットの中にトラッドなものとデザイナーズとスポーツもあって今日は「トラッド」明日は「デザイナーズ」明後日は「スポーツ」のようにそれぞれを日によって楽しむということです。これを今回のテーマに置き換えると、「大きめの日」「ジャストサイズの日」「ミックスの日」というように日によって“サイズを往き来”して、サイズ感やシルエットバランスを遊んでしまおうという提案です。

サイズを往き来するにまずは自分のジャストサイズを把握しましょう。このジャストサイズを‘超普通’とすると‘Extra Medium’。このジャストサイズを超えると、MediumをExtraするという意味で‘Extra Medium’。Districtでよく用いる言葉遊びですがダブルミーニングになっています。

・シャツ:¥19,440(税込み)

・シャツ:¥17,280(税込み)
・パンツ:¥18,360(税込み)


 ※ 価格表記のないアイテムは、まもなく発売予定です

トラッドなものでオーバーサイズはなかなかイメージしづらいと思います。
少しヒントをお話するとたとえばシャツならいつもより1サイズ大きめを選んで、「パンツにタックインしてブラウジングさせる。」「ネックポイントを下げてみる」ことで「大きめ」を演出できます。パンツに腰周りゆったりめのモデルを選ぶのもコツです。この組み合わせにいつものサイズのジャケットをあわせても雰囲気を変えることができて、さらにチャレンジするならジャケット・アウターもサイズアップにトライしてみてください。
毛芯仕立てのジャケットまでサイズアップはなかなか勇気がいると思いますが、サージブレザーのように一重仕立てのものはサイズアップに向いています。(私も昨年、サージブレザー1サイズアップをしてみて新鮮でした)そして、先シーズンにリリースした一重の2Bもバリエーションを増やしてチャレンジしやすくしました。

また、この雰囲気に合うようにボリュームのあるパンツをもう1モデルリリース。2プリーツワイドのデビューが2015年春夏。かなりこのボリュームにも慣れていただいたと思います。今回はノープリーツでヒップから裾までまっすぐ落ちるシルエットです。ボトムがボリュームシルエットになった場合は、トップスに大きめを持ってくるとデザイン色・ストリート色が出てコンパクトにまとめるとエレガントな雰囲気になります。カジュアルな気分な時は大きめのトップス、背筋を伸ばしてお洒落感を出すならジャストサイズ……のように使い分けるといいですね。

このようにシルエット変化を楽しみたいので、今回の素材はヴィンテージ感・ベーシック感を中心に選んでいます。今年も暑さが長く続きそうなので立ち上がりからかなり先のシーズンまで着用できる素材・アイテムもご用意しました。シャツも数年ぶりにモデルチェンジをしてラウンドテールとなりまだ気温の高い立ち上がり時期の裾出しスタイルにもフィットします。
スタイリングとしては今までは大きめのシルエットはデザイナーズクローズで楽しんでいただいたと思いますが今期はこのゆったりしたシルエットで、トラッドでクリーンなあわせがおすすめです。

シルエットが変化するときに真っ先にトライするといいのが、ブレザー + 白シャツ + グレーパンツ の‘Districtraditional Style‘。ここにきてまたブレザーが新鮮です。みなさんお得意のブレザーを中心に新しいサイズ感、シルエットにチャレンジ。ブレザーで感じをつかめたらご存知 “とりかえの法則”でブレザーをツイードのジャケットに取り替えたり、アイテムチェンジをしてさらにコーディネートの幅を広げます。

デザイナーズクローズに加えてトラッドアイテムもサイズ感・シルエットで遊んで新しい気分を楽しみましょう。


“S”