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Staff Coulumn | コアすぎコラム

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理力byモリヤマ

理力コラムVOL.25;「STAR WARSとの出会い」

2009.12.13理力byモリヤマ

あちこちで『STAR WARS』(以下SW)好きを公言しており、そしてこのコラムのタイトルにも関係があるのに、わたしにとってあまりにも壮大すぎてここのコラムネタにすることができなかったSW。はじめて出会ったのは小学生3年生...まだ仮面ライダーV3の自転車にまたがり駄菓子屋のプラモデルには憧れしかなく、それでも観たい映画はねだって連れて行ってもらうそんな子供でした。

SFとして認識はしていないけどロボットや宇宙船、超能力やUFOなど空想科学的なアイテムには小さいころから慣れ親しんだ世代かもしれません。生まれた年に『ウルトラセブン』放送開始...まだ番組数もチャンネル数も多くなく再放送も盛んだったので、怪獣が怖くてできれば見たくなかった幼少時代を覚えています。

海外の映画を紹介する番組も好きで日曜の『スーパージョッキー』の映画紹介コーナーは中でもよく覚えています。そんな番組でSWを紹介していたのが1977年。アメリカでは過去に例をみないほどの大ヒットを記録し、年開けて78年の夏休み上映で公開されるころにはそのヒットと数々のマーチャンダイズ商品がちまたにあふれ、ためてためてようやく公開!とじらされた予定調和的な国内のヒットでした。

未来の話かと思えば「遠い遠い昔...」、何事も進化したテクノロジーで解決するのかと思えば運命を決するのはまじないめいた"フォース"の見えない力、使い古され埃にまみれた感じの宇宙船やドロイド達...無個性な白い甲冑をまとった敵の軍隊...すべてが目新しくそしてしっくりときて今までのSFが子供騙しにしか見えないクオリティで、SFというジャンルのみならずエンターティメントとしての映画にあらたな基準となった映画といえると思います。もちろんわたしは夢中になり、そして今でもその熱は冷めません。

コカ・コーラが瓶コーラの王冠を集めてハガキに貼って応募するとR2-D2型ラジオが抽選で当たる...そんなキャンペーンをしていたことも鮮明に記憶に残っています。コーラの自販機には栓抜きのくぼみとその下にはずれた王冠をうける個所があり、学校の放課後には徘徊して捨てられた王冠を漁ってまで集めたものでした。むしろ抽選であたるラジオそっちのけで、王冠の裏、グレーのゴムパッキン調のシールをはがすとプリントされているSWの劇中キャプチャーの写真が欲しかったのです。当時、インターネットはもちろん、VHSもなくすべては記憶に焼きつけた印象だけ。思い出したくても活字でノヴァライズを読むか(小学三年には難しいです)映画の一場面をプリントした画像を手にするには映画のパンフレットを買う、または発行されている映画雑誌ほか紙媒体を買う、そして下敷きなどにプリントされたマーチャンダイズ商品を買うしかなかった時代、「このシーンは劇場で観た以来初めて見た!」なんて一喜一憂したものです。

そしてフィギュアほかオモチャ!なんのおまけだったかもう思い出せませんが、ダイキャスト製のTIEファイターは銀色でずっしり重くてお気に入りでした。Kennerのブリスターパックがなじみの駄菓子屋の軒先にもぶら下がり、英語表記の輸入おもちゃに興奮したものです。いまでもダース・ベイダーのビニール製のマントの匂いを思い出せます。あと忘れてならないのがバッタもの(笑)いまでこそ他のアジアの粗悪なコピー商品を笑っていますが日本もそのころは似て非なる商品がゴロゴロしていました。X-WINGのプラモデル!と思って買ってくれたのでしょう。もらったプラモデルはただ翼が開いたり閉じたりするちょっと小太りな銀色の宇宙戦闘機でした(^^ゞ

KennerのベイダーやC-3PO、R2-D2でもそうですが、子供心にその造形の貧弱さというか本編の姿のありのままでない感じには非常に不満があったのも覚えがあります。今でもどこそこのフィギュアの顔は細面すぎるとか、目が違うとか体形が華奢すぎるとか...そんなことで買うか買わないか選んでいるのと何にも変わりませんね...。ただ立体物になっているだけでは満足しない性格のようです。

なぜこんなにまでハマってしまったのでしょうか?理由はありませんが、心当たりはあります。それはヨーダの登場です。"フォース"...ただの魔法だったエピソードⅣから一気にシリアスにダークな展開を見せるエピソードⅤ『帝国の逆襲』でその心構えとなりたちを説くヨーダの姿。セサミ・ストリートのパペット・アーティスト、フランク・オズが操り声も演じ、そして命を吹き込んだかのようなヨーダは視点を切り替えればただのぬいぐるみ、そして引き込まれてしまえばまさに生きていると錯覚を覚えるような存在です。

生命がフォースを生み出し、育てる。そのエネルギーはわしらを取り囲み、結び付ける。わしらは輝ける存在じゃ、肉の塊ではない。わしらを取りまくフォースを感じるのじゃ。ここにも、おまえとわしの間にも、あの木にも、岩にも...どこにでもある/怒りは負のエネルギー、それに身を任せばダークサイドに落ちる/やってみるのではない、やるかやらないか/信じないから出来ぬのじゃ...(セリフ正確ではないかもしれませんが)ヨーダが語るその啓蒙的な内容は6年生には深淵で人生の秘密を諭されたような衝撃だったようです。当時は別に少林寺拳法を学び、「自己確立」、「自他共楽」という名のもと人間の徳と正義感、生きる上での美意識のようなものを学んでいるころで、ちょうどリンクしているようにも感じたのかもしれません。

もともとルーカスも数々の神話をリサーチした上でのこのフォースの概念を生み出しており、煎じつめればなんとはなしに真理として共通するものがどの宗教にも見出せそうですが、その普遍性こそこのSWという単なるSFを一大文化、一大産業にまでしてしまった理由かもしれません。

「私利私欲のためにフォースを用いるとダークサイドに落ちる」ってフォースを権力に、ダークサイドを広義に"失敗"に結び付ければビジネスシーンでも使えます。真面目な話(笑)怒りにまかせた行動は言わずもがなですね。アメリカではすでに発売されているBlu-Rayのボックスセット、国内でも発売されるのを楽しみに待っています。

May THE FORCE be with You!


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