kolor Spring Summer 2021
18 DEC. 2020(FRI)
春夏新作の第一弾を飾るのは毎回スタートダッシュ組のkolorです。
kolorデヴュー以前からのお付き合いをさせていただいていてデザイナー阿部さんのユーモアやミックスセンス、ブサイクの美学にはわたしふくめDistrictも大きな影響を受けています。
コレクションの発表もビデオでのリリースでしたが、それがまた面白い。映画マトリックスで使った大量のカメラで撮った画像を繋げるアニメーションテクのスマートフォン版。
大きな輪っかに無数にスマートフォンを繋げて(マトリックスはコンマ何秒かずつ時間をずらして撮影でしたが)一気に360度から撮影する、これまた見た事の無い映像でした。
実はDistrict開店以前、(当時阿部さんが所属した)ppcmのプロモーションVTRでppcmの服を着たたくさんのモデルがぞろぞろお蕎麦屋さんに入ってきてみんなでただそばを食うというヴィデオがあったんです。UAでPRをやっていたヨシワラも出演していてVHS見せてもらったことがあります^^
初回の入荷なので"これはスゲー!!"っていう目を引くアイテムは無いかもしれませんが、実はシンプルに見えて袖を通したり手に取って見たりするとイレギュラーなバランスだったり、質感、色使いなどにジワジワと頭から離れなくなる...ほかでは味わえない明言できない魅力のとりこになるアイテムばかりです。
半身でテーラードジャケット、半分はカーディガン、Vゾーンから除く中も半分ポロシャツで構成されたニットはポリエステル製でシャキッとした素材感も特徴。
数シーズンドッキングネタが続きますが、もはや定番。
【kolor】 21SCM-N08301
DOCKING CARDIGAN
1163-599-1977
69,300_JPY(TAXIN)
同じシリーズのニットポロは布帛のBDシャツと重ね着したようにみえて実はカーディガンやシャツが入り組んだドッキングを構成します。左袖前半分と左襟だけニット、右袖と左袖の具合もアシンメトリーなバランスが楽しめます。ルックではオーバーサイズを活かして長袖のカットソーの上から着ていました。
【kolor】 21SCM-N03301
DOCKING POLO KNIT
1163-599-1990
72,600_JPY(TAXIN)
いつも美しいkolorのタイポグラフィですが、ヴィンテージのスウェット風の裏毛・ゆったりボディに乗ると古着なのかモダンなのかわからなくなる感じがまたトリッキーなスウェット。
阿部さん本人も80年代くらいの古着リバースウィーブを良く着ていたりするので単なるビッグシルエットというより懐かしさ(と、ちょっとダメダメさ^^)を感じるバランスです。
これもジワジワくる!
【kolor】 21SCM-T09205
PRINT SWEAT CREW NECK
1163-599-1976
28,600_JPY(TAXIN)
レコードジャケットのデザインのように繰り返し配置されるのはおそらく相対性理論のヒト。目線が入ってはいますが、上のQUOTESが彼のことばなので間違いないデスネ。
"LOVE IS A BETTER TEACHER THAN DUTY"...おっしゃるとおりです。ついつい"DO OR DO NOT THERE IS NO TRY"もついでに並べたくなります(900歳のジェダイマスターの目元はアルベルトさんがモデルになっているくらい似ていますから)。
これもハリのある質感とたっぷりしたボディで単なるTシャツ(=肌着)の見え方にならない...ジワジワくるアイテムです。
【kolor】 21SCM-T07204
PRINT TEE SHIRT
1163-599-1975
17,600_JPY(TAXIN)
プレーンかつビッグシルエットシリーズではレギュラーカラーのシャツもございます。
白無地でハリのあるコットン生地の長袖レギュラーカラーと紹介すればどこにでもあるシャツになりますが、昨年春夏シーズンにも大ヒットしたビッグシルエットのシャツと同じバランス。
極端に大きな背幅と袖幅...ですが、実際に着ると裾に向かってすぼまったような表情になり、ブルゾンのような着こなしも可能に感じる名品です。
【kolor】 21SCM-B04115
BIG REGULAR COLLAR SHIRT
1163-599-1974
52,800_JPY(TAXIN)
実はコーチジャケットの様に腰に斜めにポケットも付いているんです。ますますブルゾンですね^^!
同じバランスの半袖版は半分襟だけニットポロシャツのドッキング。
しかもプル―オーバー(ワークシャツなどにあるようなフロントをたたんで見返しにした作り)サックスブルーのさわやかさも春が待ち遠しくなります。
【kolor】 21SCM-B03115
DOCKING COLLAR SHORT SLEEVE PULLOVER
1163-599-1973
52,800_JPY(TAXIN)
つづいて名品揃いのkolorのパンツたちも。細かったり脚長効果だったりという従来の価値観を覆してくれます。
まずはワンプリーツテーパードのガンクラブチェック。ツィード風の温かみのあるチェックですがウール50%ポリエステル50%でドライなタッチ。
ボリュームのあるヒップからワタリのラインとスッキリまとまった裾のアンバランスさが個人的に80年代を思わせて以前から好きなシルエットです。サイドパッカリングのワイド=ブサイク・パンツは太すぎてバランスとりづらいけど、たんなる細身テーパードパンツではおしごとっぽくて嫌という方にお試しいただきたいです。
【kolor】 21SCM-P16110
HOUNDTOOTH WOOL/POLY 1PLEAT
1163-599-1972
41,800_JPY(TAXIN)
夏の定番素材であるトロピカルウールのグレーというえば、ビジネスマンの万能パンツのひとつ。ところがkolorにかかるとウエストの内側がめくれてみえるギミックのパンツに...これは以前阿部さんがミリタリー風のパンツで全部ウエスト折り返すデザインを出していたこともあるので、ちょっと懐かしさも感じます。半分だけというのがポイントです。
シルエットはバルーン調の丸みを帯びたシルエットで、ジャケットスタイルにも変化が付けられますね。
【kolor】 21SCM-P13108
TURN UP WAIST WOOL 2PLEATS PANT
1163-599-1971
48,400_JPY(TAXIN)
ネービーと赤茶が入るチェックもコットンポリ。ハウンドトゥースと同じようなワンプリーツで、落ち着いた印象。ジャケットパンツスタイルにももちろん合わせられますが、前述のアルベルトTを裾インして着るのをトライしたくなります。
【kolor】 21SCM-P16110
WOOL/POLY CHECK 1PLEAT
1163-599-1972
41,800_JPY(TAXIN)
お母さんにちゃんと着なさいって怒られたり、釦の掛け違いを直されるこどもの意識していないおもしろさ...そんなイレギュラーの美学をkolorでお楽しみください!
12月18日からDistrictの店頭に並びます。