G-SHOCK-24年の時を経て
1996年当時セレクトショップで別注とか(特に時計とか)まだ珍しかった時代にユナイテッドアローズが世に放ったG-SHOCK AW-500UA。
※写真はヨシワラ私物の当時のもの...下げ札までついたままの貴重な資料です
もちろんG-SHOCKの別注自体これが初めてのことであっという間に完売。当時まだ前職でG-SHOCKブームに乗っかって(逆輸入のスティングを早々に買って)いたわたしも後日雑誌でその存在を知って悔しい思いをした覚えがあります。
当時開発に携わったヨシワラが隣に座っているので聞いてみたら、やっぱり口コミのみで事前に雑誌の露出はしていないんだそう(多分とは付け加えてますが)...。当時のG-SHOCKは口コミだけで盛上っていたんですね。
雑誌はといえば貸出しして撮影して原稿書いてレイアウトや文字組み等校正の作業をして印刷され書店に並ぶまでは(デジタルの時代でもないし)一か月近くかかり、こういった速い情報は足で探すしかなかった時代でした。
形状はG-SHOCKでは珍しいアナログデジタルモデルだったAW-500そのまま、文字盤に描かれたグラフを無くしたりSHOCK RESISTの文字とケース6時位置のG-SHOCKのロゴ、サイドのプッシュボタンをUAオレンジに変更、裏ブタにのみUNITED ARROWSの刻印を入れたシンプルながらUAらしさも溢れるこの別注はいまだに高値がつくコレクターアイテム。
ヨシワラいわく文字盤やフロントにUAの名前を入れなかったのはG-SHOCKに対するリスペクトだよと。
昨年、まさかのメタル化で時計好きたちを唸らせたG-SHOCKに別注するのであれば...やはりこのマスターピースをいずれ再現したいねってDistrictでも盛り上がったものでした。
そんなわれわれの内輪の盛り上がりを聞いていたのかわかりませんが2020年あらたにUA別注としてAW-500メタルが発売になります!
樹脂製ではなくステンレススチールですよ。
96年モデルでデジタル用の小窓を避けてちょっと上にオフセットされた時針のセンターだけは都合により再現できなかったそうですが、十分当時の印象そのまま。さらにヘアラインとミラーと面によって仕上げも異なり立体感を強調するメタル特有の美しさも加わりました。
いまの技術の当然として電波ソーラーで電池切れも心配不要です。
【G-SHOCK】
UASP AW500 METAL
1343-599-1996
77,000_JPY(INTAX)
ちょっと前からオンラインストアでは予約受付中でしたが、このたび11月20日から店頭に並ぶことになりました。
あわせてDistrictではPOP UP STOREを開催、DistrictにてオーダーしたAW-500シリーズバリエーションの新作もご覧いただけます。
この機会に伝説別注モデルのずっしりありがたいアップデートを是非お楽しみください。