UNITED ARROWS LTD. ブランドサイト一覧

District UNITED ARROWS

Blog

旬な情報を店頭スタッフから

'Ernest W Bakerのご紹介'

posted by クリノ

皆さんこんにちはクリノです。

この文章を書いている東京は本日気温20度。2月初旬にしては驚くほど暖かいのですが、このまま春に突入してしまいたい気分です。

ディストリクトの店頭にも順次、春・夏商品が入荷し気持ちがアガってきました。

そんな楽しい時期にタイミング良く新進ブランドが入荷、

ディストリクトとしては久々の新しいデザイナー・ブランドをご紹介します。

ブランド名はErnest W Baker(アーネスト・ダブリュー・ベイカー)。デザインしているのはアメリカ人のリード・ベイカーとイネシュというポルトガル人のパートナー。

何故アーネスト?

それはリードの祖父の名前です。アーネスト氏は60年代のデトロイトで会社を経営していたそうですが、孫のリードが彼を非常に尊敬していて、自分がブランドを始めるにあたってアーネストの名前を借りたという経緯。

祖父がいなければ父もいなかったし今の自分も存在していない、と'はじまりに敬意を表した'命名だそうです。

私事ですが僕の個人会社の名前も祖父の名前に由来していて、理由も全く同じです。

ph-20190206150758-1cd42ff503.jpg

僕がErnest W Bakerというブランドと出会ったのは昨年3月のパリ、LVMHプライズという新人デザイナー・コンペティションのショートリストに選ばれた20の新人の一組でした。僕はLVMHプライズの1回目から審査員をやらせて頂いていますが、数ある新人デザイナー・コンペティションの中でも特に影響力のあるコンペです。

ちなみに、このLVMHプライズで僕はコシェやセシル・バンセンやコーザブローといった実力派と会うことが出来、彼等とはビジネスにも結びついています。サルバムやファセッタズムも予選通過組でした。

さて、昨年のLVMHプライズは時代を反映してかストリート系やスポーツ・インフルセンスのブランドが多かったのですが、その中で唯一メンズのクロージングに取り組んでいたのがErnest W Baker。僕は審査の過程でリードとイネシュに取材し、彼らの目指すところや根底に流れるスピリットをキャッチアップしました。

アメリカで生まれたリードとポルトガル生まれのイネシュがイタリアのデザイン学校で出会い意気投合したのが始まりだそう。一見派手なところが無い様に見えながら、実は強い個性を持つブランドです。

彼らのインスピレーションはアメリカのサブ・カルチャー的な部分。アンディ・ウォーホルの実験映画やデヴィッド・リンチのカルト的な作品に着想し、映画やTVドラマの登場人物のWeirdな感覚を服にしてしまう彼等のインテリジェンスに僕はとても魅了されました。

見かけの単純な格好良さやキャッチーさではなく、クセのある男性が服を選んだり着たりしたときの'ヘンな感じ'...。それが彼らの出発点であるようです。

前述したWeirdには最適な和訳が思いつきませんが'クセになるミョーな魅力'とでも言いましょうか。

ph-20190206151053-b638fd64bd.jpgph-20190206151119-b3e7e1c3ad.jpg

ph-20190206151316-0604101942.jpgph-20190206151413-964e00ffdb.jpg

ph-20190206151445-8e62b242a3.jpg

ph-20190206153536-0f9f69370a.jpgph-20190206153603-d946671356.jpg

ph-20190206153700-91b2f42ff1.jpgph-20190206153729-893fa507c5.jpg

ph-20190206153759-1e8bee47d1.jpg

僕は常々'ファッションとはカルチャーである'或いは'ファッションとはニンゲンの複雑さを理解するツールである'と考え、発言してきました。業界歴42年目となりましたがその思いは今でも変わりません。

そんな僕の魂に響いた若者達、それがリードとイネシュだったのです。彼らのつくるフレアー・パンツやウェスタン風味のシャツやアウターにご注目下さい。

ディストリクトは今後Ernest W Bakerを応援していきます。みなさんも是非ご参加下さい!

2019年、2月。クリノ・ヒロフミ

Archives

MORE

Staff