CARUSO per District - "ZERO" JACKET and...
Caruso per District 2018AWの新商品がようやく届きました。
今年5月にはファブリック・デザイナーを勤めるマルコもお店を訪ねてくれ、なんだかあれよあれよと個人的にス・ミズーラまでオーダーすることになってしまいましたが、こちらも無事に手元に届きました。
Carusoの魅力はイタリアの立体裁断やハンドメイドのクラフツマンシップを大切にしながらも最新の設備で合理的にマシンも導入、そしてクラシコ・イタリア...な匂いを感じさせないモダンなところで、ファクトリーとしても名だたる一流ブランドのOEMの数々をこなす(かなり洗練された)器用なところがさらに独特な存在にしています。
なかでも"Carusoならではの斬新なカッコよさ"といえるのが今回ご紹介するZEROジャケット。
"ZERO"ゼロとはウエストの絞り具合をあらわすドロップ寸(胸囲とウエストの差寸をもとにあらわすシェイプ具合)がゼロという意味で、ドロップセブンだエイトだとシェイプ自慢しがちな傾向の真逆をいく提案。
これがまた今のリラックス・モードにしっかりリンクしていてCarusoの時代対応への柔軟さを感じさせます。
ラペルの細さや2ボタンのフロント、切羽なしの筒袖(ここでも4つボタンだ重なったボタンだと自慢ポイントになりがち)、短めの着丈はデニムやチノのカジュアルウェアにもあわせやすい名作になっています。
細身ラペルに合わせてゴージ・ラインもやや落ち気味なんですけど胸の箱ポケットはしっかり高目をキープしているあたりに彼らの美学が伺えますね。
もちろんハンド工房ならではの美しい裏の縫いしろ始末も目で楽しめます。
あわせて、今回入荷のアイテムはバルマカーン・コート。
ウールギャバジンのクラシックな表情ですが、往年のコートのようにも見えるたっぷりしたバランスはむしろ今のトレンドを意識させるシルエットでこれまた美しいコートです。
襟先に飛び出したストームタブは折り返して襟裏に収納できるシンプルな作り。
とめて襟を立てても立体的に首元におさまる理にかなった襟型になっています。
ビジネススタイルだけでなく普段から羽織りたくなる素敵なコートですよね!
今回の入荷は10月12日(金)発売。
間に合いませんでしたが、グレンプレイドのダブルのポロコートも今後入荷予定です。
Carusoの魅力に是非触れてみて下さい。
関係ないけど撮影舞台ウラ