コートに宿る力
日ごろから次に着たい洋服を探し回るDistrictスタッフ。
今年並んでいる品物の一部は、昨年のそういった声を反映させて作って頂いた物です。
僕は去年・オトドシくらいからコートにどっぷりの時期もあり、
色々なコートに関心を持っていたのですが、タイミング良くDistrictには
毎年様々なコートがあります。
特に、数シーズン前にScyeがフォーマルアイテムを中心にしたシーズンがあり、
そこで見たフロックコートやチェスターフィールドは、
品や格そのものを表すような印象を受け、コートにしかない魅力に引き込まれる
原因にもなった事を思い出します。
まずは気恥ずかしさもあったので、トレンチコートでオリジナルの物を購入して
自分でもコートを着こなす練習をしました。
ポリエステルのトレンチはON・OFF両用でき、トレンチの良さを理解する
良い経験になりましたが、もう少しON寄りで使いたいという気分も同時に...。
去年くらいからはスーツが気分ですからね。
そこで提案したのが、バックベルトの打ち合わせダブル。
素材はパイルカットのような大きめの綾目をイメージしてプロフェッサー'S'にご依頼。
(写真付きでご依頼するのですが、その元ネタは企業ヒミツという事で)
1~2回のサンプルチェックにも立ち合わせて頂き、1年越しで店頭に到着しました。
今回はプロフェッサーのオトナ目線で軌道修正が入り、CAVERLY TWILLで
野暮なイメージは削いで頂く。(こういう間接的なダメ出しも非常に勉強になります)
なるほど...当初のイメージ以上に上品です。
結局皆さんのご協力でカッコ良くできた品物ですが、
僕のイメージも胡椒程度に少々入っている、次に着たいコートができました。
カクチお墨付きを是非。