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きっかけ

2008.03.12|byカクチこの記事のURL

まだ僕がUNITED ARROWSのカジュアルセクションの担当だった頃、
時代性や先駆性、あるいはBLUE LABELの独自性とは別軸で提案する
「RAW TEX」という一つのレーベルがありました。



機能性から生まれる必然の使い心地や、ハードワークに耐え得る独特の素材。
それらから感じられる強さや温もりは、デコラティブで華やかな洋服とはまた別の
ベクトルで常に私達の生活の軸としてある、堅牢でユーティリティーなモノの
価値だとしてお客様に提案しているレーベルです。


そんな関係のモノを扱っていた事もあり、当時から僕はWORK WEARが好きでした。






変な前置きをしましたが、今期初となるDistrictカジュアルボトムが
遂に入荷しました。
これはベイカーパンツという形で、その名の通りおいしいベイカリー屋さんで
働く人々の為の作業着。




小麦粉と卵とイースト菌をまぜまぜするこの人達が、なぜこんな形の
パンツを穿いているのかはさておき、パン屋さんだけのモノにしておくのは
もったいないと誰かが気付いたわけです。



今のご時勢ドコのお店でも扱われるようなベイカーパンツですが、
Districtのパンツ番長が開発したコレは一味も二味も違いました。

↑コレは2005年頃バージョン




ペンも工具も使わない仕事ですが、ポケットは何かあった時便利だから
付けておきましょう。
とでも言わんばかりのデカいパッチ&フラップポケット。
筒になっているパンツの上から共地を貼り付けてるだけなので、
超簡単な作りになっています。
筒+残反=ベイカーパンツと言っても過言ではないでしょう。




そんな簡単そうに見えるベイカーパンツもナカナカしっくりくるもの
がなく、こんなお店で見つかるなんて思ってもいませんでした。



すっきりとした腰周りと太すぎないワタリ。NB991までもすっぽり入る
裾口の収まりは完全に「ヤラレタ…!!」と思った記憶があります。



23年前あまりにも履き心地とバランスが気に入り過ぎて、
仕事も遊びも何にでも…という感じで使っていました。

今では穿きすぎて右のバックポケットのボタンが飛んじゃいましたが、
そんな使用感もヘビーデューティーな洋服の持つ独特な良い表情だと思います。
そうしてこのベイカーパンツは、僕が段々とDistrictの深みにはまっていく
きっかけになりました。




WORK WEARは、6 Pocketだけではなくベイカーもオススメです。
'08SSバージョンは、オリーブと黒の2色ですよ!


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