女子大生ブームとクリノのバッグ
80年代、つまりエイティーズに‘女子大生ブーム’という現象がありました。
あれって一体ナンだったのでしょうね?
女子大生ブームということは、]
女子大生という‘種’が地上にワラワラと大増殖したということ?
女子大生になることが大流行して、
幼稚園児もおじいさんもお婆さんも女子大生になって、
そういうカッコウをしていたということ?違いますよね。
いずれにせよ、なんだかわからない’ブーム’というもので、
僕にはまったく関係ない現象でした。
でも、最近気が付いたのです。
僕と彼女たちには共通点があった!
巻き髪?座敷犬好き?足を前で交差させる立ちポーズ?イヤイヤ違いますって!
僕が愛用しているバッグの‘持ち方のヴァリエーションのひとつ’これでした。
このバッグで気に入っているのが、ハンドル部分が意外に長く、肩にもかけられる、
という点です。
これが関西の方の女子大生から流行っ
‘ナントカ持ち’というバッグの持ち方とか言われていて、
ショルダー・バッグではないタイプのバッグのハンドルを肩に掛けて、
結果、両手がハンズ・フリーになる、という‘作法’だったのです。
そこが’クリノと女子大生との共通点‘だった!
これは、男性がやっても意外と使えるワザだと思っています。
僕が通勤でほぼ毎日使用しているのは
この写真で手に持っているのと同じタイプのフェリージで、
おそらく年間200日以上の使用頻度です。
実はこのタイプは底にスナップ・ボタンが付いていて、
その開閉によってマチ部分の幅が広がり、容量が増し、
天地もファスナー部分の左右を引っ張り上げると上部に伸びて、やはり容量が増す、
というスグレものです。
でも、横長型のバランスの方が好きな場合は上部を引っ張り出さず、
底のスナップ・ボタンも止めておけば、かなり横長のカタチになります。
僕の場合は持ち物が多いので、マチも上部も出したままですが…
更にこのバッグの使いやすさは、
外側に上部が開口しているモノ入れが2つ付いている、ということです。
僕は、そのモノ入れにミネラル・ウオーターや読みかけの新聞、
或は折り畳んだカサ等を入れています。
濡れた折りたたみ傘の収納場所って意外と困りませんか?
本体内部に入れると中身が濡れてしまうし…勿論、カサはナマでは入れませんが、
それでも何かの拍子に水滴が散乱する可能性はあります。
僕のバイヤーとしてのキャリアが、ウィメンズの靴とバッグの担当から始まった、
という話を書いた記憶がありますが、それも影響して、
こうしたバッグや靴の実用性にはかなり気を配っています。
そして、肩にかけられることも、僕の‘重要事項’なのでした。
